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Connect IQアプリ「Lapシリーズ」こそ、市民ランナーが最大活用したい最高のアプリ!


Garmin ForeAthleteのデータを走力アップに活用しよう!

私はGarmin アンバサダーとして、


市民ランナーの方々へ、GPS付き多機能ランニングウォッチGarmin ForeAthleteの活用法とGarmin Connectの連携法や見方を講習会や練習会を通じてお伝えしています。

また、ランナーの目標達成をサポートするGarmin Sportsでは、

「Garmin Sportsを支えるコーチたち」の一員として、ワークアウト(プログラム)組み込んだコースやプランをオンラインで提供しています。

最近では、多くのランナーがGarmin ForeAthleteを身に着け、走行距離、ペースなどを確認しながら走っています。また走り終えた後、より詳しい結果データをGarmin Connectで確認しています。週、月間の走行距離も自動で計算されます。手間いらず大変便利なツールです。

でも走歴が長くなり、ランニングの知識レベルや吸収レベルが上がってくると、Garmin ForeAthleteや各アプリのデータを見るという確認レベルから一段ステップアップしていきましょう。

走行中に、今のラップペースからゴールまでのペースメイク法を考える、上り坂さしかかったので心拍数を確認しながらエネルギーロスをしないよう無理無駄なく登っていく、ペース変化に応じたピッチ数の変化からフォーム改善につなげる、など見られるデータを活用レベルまで使いこなすと、練習の質(内容)が高まり、走力アップに大いにつながります。

Garmin ForeAthleteのトレーニングページとは?

そこで今回、市民ランナーの方に、ラップペース(区間ペース)の活用の視点からぜひ使いこなしてもらいたいアプリが・・・


Connect IQを使ってGarmin ForeAthleteのトレーニングページに取り込めるLapシリーズ」というアプリです。


※Garmin ForeAthleteのデフォルト設定(購入時の初期設定)では、常に1Kごとでタイム(=ラップペース)が自動で取得されるようになっています。しかしGarmin ForeAthleteを活用し走力アップにつなげるためには、常に自動1Kラップタイムでなく、手動(マニュアル)で、周回ごとや意図的なペースアップ時などに、右下のボタンを押して、任意の区間のラップペースの取得も重要なことです。詳しくはこの記事をお読みください。


トレーニングページとは、皆さんが走行中にも見ているこれらの画面のこと。

Garmin ForeAthleteの機種によって見ることができるページ数、新規作成できるページ数は異なりますが、

1ページ目は、トータル情報のページ

2ページ目は、ラップ情報のページ


他のページには、心拍数情報など

というデフォルト設定されています。

Garmin ForeAthleteを購入してからトレーニングページを何も変更していない人は、上の表示になっています。

このデフォル設定のトレーニングページを、Connect IQからダウンロードしたアプリでカスタマイズしていきます。

Connect IQとは

Connect IQとは、ガーミン社以外のシステム開発者も作成したアプリが並ぶページです。

Garmin ForeAthleteをもっと楽しく、もっと見やすく、もっと多機能的にできるアプリを見つけ、Garmin ForeAthleteにダウンロードできます。

ダウンロードできるアプリは、大きくこの4つのカテゴリーに分類できます。

〇ウォッチフェイスのカスタマイズ

トップの時計画面のこと。多数のアプリ中からお好みのデザインを見つけ、表示項目や配色はカスマイズできるものあります。


〇ウィジェット

ウォッチフェイス画面から左中央のUPキーまたは左下のDOWNキーですぐに呼びだせる画面のこと。運動量、心拍数、ステップ数の変化やVO2max(最大酸素摂取量=有酸素能力)やトレーニングステータス(体力度や疲労度の状態)などがデフォルトで設定されています。Connect IQには、水分補給管理、日の出日没時間、ストップウヲッチなど多種多様なアプリがあります。


〇アプリケーション

ラン、トレッドミル、バイク、ウォーキングなどのワークアウトのこと。運動結果がGarmin Connectに保存されます。Connect IQから高強度インターバルTABATAや人気のサーキットトレーニング、階段上り運動のアプリも設定できます。


〇データフィールド

アプリケーション内のトレーニングページの表示項目のこと。Connect IQのアプルではデフォルト設定では最大4項目表示を6項目以上に変更できたり、ワークアウト中のステップ数やパワー値の追加、心拍数グラフも表示できなりします。


ラップペースの重要性

何百もあるアプリの中から、今回は、このデータフィールドの「Lapシリーズ」のアプリでデータフィールドをカスタマイズします。

その前に、

皆さんは、例えば公園の1.5Kコースを周回している時に、今8周目だけど、これまでの1周ごとのタイムやラップペースがどう変わっていたのかを確認したい、とか、

1Kのインターバル走のつなぎ(回復)ジッグ中に、これまでの1K急走期のタイムを確認したい、と思ったことはありませんか?

私なんかそれはいつもいつもです。

どのような練習でも、本数、時間、距離が増すごとに徐々にビルドアップするとペース感度が磨かれ走力アップにつながります。

公園の周回走では3周までは5:30/kのラップペース、4-6周は5:15/k、7-9周は5:00/kとか。1Kインターバルでも1本目は4:45/kだが、2-6本は4:35/k、7,8本目は4:30/kと。

練習中に現時点までラップペースを振り返り、この先のゴール、終了までの時間や距離を考え、まだ余裕度があるかないかをカラダ(呼吸の乱れと脚の軽さ重さ)で感じ取りながら、可能なら徐々にペースアップしていきます。

走り終わってから走ったペースを振り返るのでなく、走りながらこれまでのペースを振り返り、その先のペースを作っていくのです。

すると日々ペース感度が高まり、オーバーペース、アンダーペースにならない練習が積め走力がアップし、レースでは30K以降でも大きく失速しない最適なペースを持続できるようになるのです。

でも実際は、Garmin ForeAthleteを使ってラップペースを確認していても、1つ2つ前のラップタイムは覚えているけど、3本以上前となると、私も自信がなくなります。歳のせい? いや、走りに集中していると記憶があいまいになる時もあります。

走り終わった後にGarmin Connectでラップタイムの一覧はこのように確認できます。


しかし、走行中に全ラップ、必要なラップを素早く、わかりやすく確認できるのが、「Lapシリーズ」です。これこそ、市民ランナーが最大活用したい最高のアプリです!

Lapシリーズのアプリの種類

Lapシリーズのアプリは3つあります。

1) Lap+ (B)

1つのトレーニングページを6分割できます。

トータルタイム・距離と、ラップタイム・距離、今のペース、ラップペースの同時表示が可能。(※同様の6項目を同時表示できるアプリを私は他に確認できていません)

2) Lap Viewer

走行中に、過去のラップを全てリストで確認できる。

3) Lap+

1)のLap+ (B)の画面と、2)のLap Viewerの画面がスクロールする。

さらにラップボタンを押すと表示されるラップアラートページが1つ追加され、標準のラップタイムーラップペース/スプリットタイムの他、ラップ距離、ラップ平均心拍数、ラップ平均ピッチも表示できる



さて、これらのアプリをGarmin ForeAthleteに設定しますが、機種によってダウンロードできるできない、また機種によってトレーニングページ数に違いがあるので、ひと工夫が必要になってきます。

「LAPシリーズ」アプリのGarmin ForeAthleteへの機種別ダウンロード法

〇Garmin ForeAthlete 945、935、645、245

Lap+ を設定します。トレーニングページの追加は、945、935、645では10までできるので、新規ページをつくり設定するか、トレーニングページ2に設定します。245は新規ページに設定できないのでトレーニングページ2に設定します。


youtubeで視聴はこちらから



〇Garmin ForeAthlete 745

Lap+ を設定します。カスタマイズできるトレーニングページは4つなので、トレーニングページ2に設定します。


youtubeで視聴はこちらから


〇Garmin ForeAthlete 235 、230

カスタマイズできるトレーニングページは2つなので、トレーニングページ1にLap+ (B)を、トレーニングページ2にLap Viewerを設定します。


youtubeで視聴はこちらから

235のデフォルト設定のトレーニングページ1は、時間、距離、ペースが表示されています。ラップタイム、ラップ距離、ラップペースが表示されているトレーニングページ2に、Lap+アプリを設定すれば難なくOKなのですが・・・

235にLap+をダウンロードしてもLap+ (B)の画面は現れますが、Lap Viewer の画面は現れません。Connect IQのLap+アプリのページの対応機種には235はリストアップされているのですが、うまく表示されないようです。そこで上記のように、2つのアプリをダウンロードする必要があります。


LAPシリーズの表示項目設定のカスマイズ

上記の画面のように表示されるように、また画面の切り替えがスムーズになるように、Connect IQのLapシリーズのアプリのSetting でカスタマイズしましょう。

動画でのアプリの変更方法です。すべての機種のユーザーの方向けです。


youtubeで視聴はこちらから

〇Garmin ForeAthlete 945、935、745、645、245

Lap+ のSettingの画面コピーはこちらから


〇Garmin ForeAthlete 235 、230

Lap+ (B) のSettingの画面コピーはこちらから

Lap Viewer のSettingの画面コピーはこちらから

まとめ


私は講習会などで、単独走ならいつでもどんな練習でもビルドアップ!をと、話しています。


1Kインターバル走*10本でも、30Kのロング走中でも、本数、距離が増せば、ラップペースが上がっていくようにと。


走り出しから常に、ラップペースと心拍数という客観的な数値をGarmin ForeAthleteで確認し、それに呼吸の状態、脚の軽さダルサの状態という主観的な強度をカケあわせて、


スタート時のペースでは? 今のペースでは? これ以上ペースアップしたら、ペースアップしても?


・いつまでも楽に走れそうなペースである ・いつでもスピードアップできる余裕がある ・気を抜くとペースが落ちそう ・ベース維持に全てを集中しないといけない ・かなり頑張らないと今のペースを維持できない ・あそこまでだったら、頑張ってなんとか走れる などのペース感覚を高めることが、練習の質を高め、マラソンレースに活かされていきます。


練習で、レースで、より敏感で賢明な走りができるように、

「LAPシリーズ」アプリをこれから最大活用していきましょう!

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