Garmin ForeAthlete745 「トラックラン」モードが素晴らしい!
Garmin ForeAthleteの最新機種は昨年10月に発売されたこの745です。
745の走行中に関する機能面で945との違いはマップがないことです。軌跡は表示されますが、地図のソフトウェアは内蔵されていません。
左が945 、右が745です。
ただ、最新機種なので945にない機能も備わっています。
今回は、その機能「トラックラン」についてです。
最近のあすリード主催の練習会を豊中市の服部緑地陸上競技場で行うこともあります。
コロナ禍で競技会がキャセルされることもあり一般空きがあったり、ロードレースがないので市民ランナーのトラックでの記録会への参加数が増えたで、月に1回程トラック練習会を開催しています。
そんなトラック走でのペース、距離をすごく正確に表してくれる「トラックラン」モードがGarmin ForeAthleteの745 に初めて搭載されました!
Garmin ForeAthlete745の「トラックラン」と945の通常の「ラン」のテスト走行のレポートです。
上の写真のように左手に2つの時計をはめ、5K走を2セット実施。セット間は5分程のつなぎのジョグ。
実施場所は、尼崎記念公園のベイコム陸上競技場。
この競技場は団体利用がなければ、いつでも個人利用できるので市民ランナーにとっても大変ありがたいです。
但し個人利用の場合は、1,2レーン(コース)が走行面の消耗防止で使えず3レーンより外で走行になります。
でも、そこでGarmin ForeAthlete745の実力発揮!
トラックの1レーン1周はジャスト400mですが、2、3・・・レーンと外になれば、1周の距離が長くなりますよね。2レーンは407m 3レーンは415m 4レーンは422m・・・と
なので、長距離練習では何周回もするので、3レーンを走る場合などはどこの地点で1K?5K?と目印がなくよくわかりません。
でもでも、GarminならGPSで正しく計測してくれるのでは??・・・ですが
GPS軌跡のみに頼るGarminの「ラン」モードでは、同じレーンを走り続けても、小さな円の周回ではこのように軌跡がずれることがよくあります。
直線はかなり良い精度で、円でも1K以上になると精度は良いですが、400mトラックの1レーンは実際は2周半で1Kなのに、以下の赤線のように1.05Kとかのずれは普通にでてきます。
このように1Kで50Mずれると、10Kで500Mずれるので、トラックの10K記録会では、GPSだけに頼ると1周短くゴールしてしまった!!、あとで嘆く(笑)ランナーもでます。
というようことが745の「トラックラン」では見事に解消されました!
745の「トラックラン」の操作方法はこのように、今から走るレーンを選択してからスタートします。
その競技場そのレーンが初めての場合は、スタート地点でGPSをキャッチでそして2,3周し保存します。これで準備完了。
そして走ればこんな軌跡に。
赤が745の「トラックラン」、青が945の「ラン」の軌跡で同じ写真上で比較しました。
745の赤が見事にずっと3レーンを外れずに走っています。
745はこの赤のアンダーラインのようにジャスト5000mです。745の「トラックラン」は素晴らしい!
Garminの取説では、「トラックラン」では同じレーンを走行してくください、となってますが、
このテスト走行では、敢えて下の写真の青線(945のGPS軌跡)のようにつなぎのジョグの約4,5分間は7レーンを走ったり折り返したのですが、赤の745はその外れた軌跡はなくすべて3レーンになっています。3レーンを走っているという前提で位置情報を数値データに補正しているかも? なので3レーンから外れたつなぎジョグの距離は正確に表してくれていません。
下の写真は945のデータです赤ラインの5Kは実際よりやや長い5.07Kとなってます。
青ラインはつなぎのジョグですが、これはGPS軌跡から考えると745より正確のようです。
通常は、トラック走では同じレーンを走り続けるので、この新しい「トラックラン」機能はトラック練習の精度と質を高めてくれます。
下はGarmin Connectのグラフですが、トラック走でもこのようにペース変化と心拍数変化が正確にわかり、また正確なペースと心拍数や上下動比などのランニングダイナミクスデータとの関連もわかるので、走った後の考察も間違いなくできます。
アスリートやトラック大好きな市民ランナーには、ぜひお勧めしたい「トラックラン」機能搭載のGarmin ForeAthlete745です!
Garmin社 制作の745「トラックラン機能」のビデオはこちらから
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