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コロナ禍のレースは、周回走&フラット走!


1/31(日)の大阪国際女子マラソンのコースは、

コロナウイルス感染拡大の影響で

長居公園1周2.813Kの長距離走路の25周回を含むコースに変更されましたね。


昨年10月に行なわれたロンドンマラソンも同様の影響で、

セントジェームズ公園の1周約2.15kmのコースの周回でした。


周回コースは、単調、ぐるぐるで気が滅入る!?

・・と思われがちですが、


勝負や記録に集中しているランナーにとっては、そんなことは全くなく、


周回ごとの、高低差や風の影響は毎周回同じなため、

1周回に同じラップタイムを淡々と刻んでいけば、ブレのない省エネでペースメイクも行いやすですね。


さらに高低差がほとんどないフラットな周回コースだと

アップダウンによるエネルギーロスもないため好記録が生まれやすい、といえます。


一般道を走るマラソンレースではある程度の高低差が生じます。

スタートとゴール地点が同じでも、コースの中には上りと下りがあります。


市民ランナーの中で記録が出やすいと言われる防府マラソンでも

(私も過去に5回走りましたが)

行きの19K&帰りの39K、行きの26K&帰りの33Kにわずかですがアップダウンがあり、

そこでは出力を上げるのでフラットなコースの中でも負担を感じます。

往復コースなら上った距離分と同じ距離を下るだから、

上りで遅くなってもその分を下りでとり戻せると思いますが、そうではありません。


今年の箱根駅伝の上位10人(チーム)のペースで比較してみました。

箱根駅伝の全10区間の合計距離は217.1Kですが、

上位10チームの全区間の平均ペースは3:03/kでした。


往路と復路のほぼ同じコースの4区(20.8K)と7区(21.3K)で比較すると

高低差がほとんどないので、4区ので平均ペースは3:03/kで7区は3:00/kでほぼ同じ。

4区と7区を合わせた合計42.1Kの平均ペースは3:02/kで全区間の平均ペースともほぼ同じ。


往路の小田原から箱根までのあの5区(20.8K)の上り区間での上位10人の平均ペースは3:30/kでした。

復路の同じコースの6区の下りの平均は2:49/k。

5区と6区を合わせた合計の41.8Kの平均ペースは3:10/kでした。


ということで、

上りの5区は全区間平均より1キロ27秒遅くなってますが、

下りの6区は平均より1キロ14秒しか速くないので、

5区と6区を合わせた合計で全区間の平均ペースよりキロ7秒遅くなっています。


つまり同じ坂を上り下りする場合でも

上りのペース低下を、下りで挽回できない、ということですね。


だから、記録を目指すならよりフラットなコースを選択することは大変重要なポイントで、

フラットな周回コースなら、コース中ほとんど高低差ゼロに近くなりますね。


コロナ禍の今、市民ランナーが

公道を大勢で走れるレースは、

もう暫くは・・・ほとんどなさそうです。


だから今、市民ランナーも

公園や陸上競技場の周回走&フラット走で

公道レースのように気持ちを集中して頑張ってみませんか?

走力の近いランナーと競い合い走れば、

今の走力をいかんなく発揮でき、

さらに自己ベストも十分狙えますよ。


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