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コロナ禍のこんな時期だからこそ、自分で自分を高めレースを目指しましょう!



〇9月になりました


9月に入っても、まだまだ気温も高く、厳しい日差しも続いています。あすリード主催のランニング練習会は、水曜夜神戸メリケンパーク、木曜夜大阪城公園、土曜朝大阪城公園や長居公園などで、今月より曜日を固定し定期開催し参加者数も徐々に増えてきています。暑さと日差しを避けまた最適ペースをコントロールしながら一人ではできない、練習会ならではの質の高いメニューに取り組んでもらっています。

〇練習とレースでの向上


さて、この秋~冬にかけて毎年開催されていた自治体主催の公道を走るレースは、フルだけでなくハーフや10Kレースまで中止や延期が決まったのがほとんどです。私の練習会でも走る前は、皆さんの会話はそんな状況を嘆いておられますが、走りだせばそんなの関係ねえ!の如く(笑)一生懸命走です。走りのペースも昨シーズンのこの時期とさほど変わらず。

これから秋の深まりとともに、走力が上がってくる時期です。暑さのストレスが軽減されてくれば、より速いペースでより長い距離が走れ、練習の質が向上してきます。その質の向上は体力を上げ、練習での走力アップにつながります。

そして、その走力アップをさらにレースにつなげていきます。レースでは、誰しも最高に頑張ります。周りは頑張っているのに自分だけ脚を抜く?・・・手を抜くことはありません。少々辛くなっても頑張り続けられます。

レースでは練習では走れなかったペースで走れるのは気持ちの力です。レースの走りで、練習以上に脚、心肺機能など走力アップに必要なカラダの各組織が刺激されます。体力がさらに向上し、走力が目に見えて上がっていきますし、ゴール記録という客観的な数字で評価もできます。

〇今年もレースはあります・・・よ


今年は10-12月にかけてのマラソンレースもないので、今シーズンはレースを諦めているランナーも多いのではないでしょうか? 

アールビーズ主催のフルマラソン「トライアルマラソン」が今月から12月まで全国各地で開催されます。コースは公道でなく公園内で行われます。往復や周回コースを走ります。参加人数は各地600-800人ほどの規模です。

大阪マラソン、神戸マラソンなどの華やかな大規模マラソンを、スタンダードな大会と思っている人にとっては、公園内?河川敷?周回?数百人? とエントリーへの気持ちが高ぶらないかもしれません。

いや、その気持ちとレースの結果は自分次第で変えられます。

〇レースを選ぶ


どのレースにエントリーするかを選ぶ工夫と、そのレースに向けての練習に取り組む気持ちと、レース当日の頑張り度で、その往復・周回レースもコロナ禍の2020年の思い出と素晴らしい記録にもなりえます。

「トライアルマラソン」、大阪は11月、兵庫、奈良は12月の予定のようです。関西地区のランナーには、近場で走れるのでそれらレースも良いですが、

特に、記録を目指して頑張りたいランナーには、11月の山口市か長野県松本市のレースへの出走をお勧めします。

11/3(祝・火)の山口 の大会要項を見ると、山口きらら博記念公園コースは、5K周回でほぼフラットで整備されとても気持ちの良い環境のようです。

遠征するレースは、初めての土地で慣れないことで緊張感も上がりそれでレースへの集中度も上がりレース中の頑張り度も上がります。但し前夜にお酒を飲みすぎなければですが(笑)。関西からは日帰りでも参加可能です。

〇周回レースの良い点


「トライアルマラソン」の各レースは少人数ウェーブスタートのネットタイム計測です。大規模マラソンでは、混雑のため足踏み状態でスタートしさらに蛇行してロスし、5Kまでのラップタイムが1-2分遅かったということはよくあります。特にボリュームゾーンの3時間半~4時間半レベルのランナーは「トライアルマラソン」ではこのロスが大きく解消されるでしょう。

さらに、5K周回コースというのは、ペース管理しやすい条件です。公道のマラソンでは、スタート~5K、5K~10K、・・・30~35Kと同じ距離5Kでも条件が違います。追い風、向かい風、上り下りがあれば体に対する負荷が違うので、同じ5Kペースを守ろうとすれば、負荷(心拍数)に波がでて余分なエネルギーロスが生じます。

周回や往復走だと、各周回や1往復のラップタイム同じ条件ですので、予め設定したペースをたんたんと刻んでいけばエネルギーロスは確実に防げます。

フルマラソンの世界最高記録保持者で、昨年の10月のウィーンで未公認ながら人類初のサブ2、1時間59分40秒でゴールしたキプチョゲ選手、そのレースコースは、全くフラットで風の吹かない4往復でした。ラストスパートを除き、ペースメーカーに正しく導かれ全くのイーブンペースでたんたんと走っていましたね。

「トライアルマラソン」は参加者多くなくても、5Kの周回コースであれば、抜かす抜かされることもあり、周りのランナーからの刺激も少なくないでしょう。

私は、11/3の山口にレースに行きます。現在は手術した膝のリハビリ中ですので走れずに応援です。コース上でランナーに8回も激を飛ばせます!(笑)。応援される家族や知り合いの熱い励ましを多く受けると頑張りが続きますね。


〇レースへの準備


ということで、レースを決めたら、もちろんレースへの準備が重要ですね。それに向けてこれからの練習で頑張っていきましょう。

ます、自分の単独練習の頻度を上げ、そして練習会の参加も定期化していきましょう。さらに、10Kやハーフや30Kレースにもエントリー計画を。

例年なら、9月半ばより10Kレースやハーフレースが各地で開催されます。しかし今年はフルマラソンと同様、公道でのレースはほとんどなし。なので、これも公園や河川敷での練習会形式でタイムトライアル的になりますが、単独走練習よりはかなり頑張れますので、質の高い刺激となります。

あすリード主催のイベントでは、

今週末の12日(土曜)来週の19日に大阪市の長居10-12K走を実施します。

10/24(土)には滋賀県の希望が丘文化公園でトラックとロードを併用した10K、ハーフ走を予定しています(後日告知をします)

また、例年通り10/10(土)は、アールビーズ主催の大阪30Kがあります。9月30日まで(レイトエントリー)受付中のようです。

〇レースに出れば最高の力が・


コロナ禍のこんな時期でも、いやコロナ禍のこんな時期だからこそ、自分で自分を高めレースを目指しましょう!

例年通り、これから年末までのレース目標を定め、練習計画を組み立て頑張っていきましょう! 

レースに出れば最高の力が発揮されます。そのゴール記録が、その時の体力、走力の客観的な評価になります。

自己新が出た! 昨シーズンの秋の記録を上回った! 昨年の冬の記録まで3分に迫った! 残念ながら30K以降大きく失速した!など、皆さんの結果はさまざまでしょう。

でもレースを走らなければ、その結果、評価は出ません。そして、その結果、評価が次回のマラソン、来シーズンのマラソンレースに向けて、体力・走力と気持ちを必ず高め維持してくれますから・・・

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